みなさんAIの資格試験があるってご存じですか?
今日は日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催しているG検定・E資格を紹介したいと思います。
JDLAは日本のディープラーニング界隈では一番有名な東大の松尾教授が理事長を務めている団体です。
なお、G検定はgeneralist検定のことです。公式の説明によると次のようになっています。
ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。
要は、ディープラーニング(やAI全般)がどういうものか、何ができるかをある程度理解してビジネスに活かせる人です。実装面の知識は特に必要なく、ビジネスサイドの人がAIを自社課題に適用するためにこの資格を勉強することも多い印象です。
G検定は自宅のPCから受験します。
一方、E資格はengineer資格を表しています。公式の説明によると次のようになっています。
ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定する。
こちらはディープラーニングの理論を理解し実装能力を身に着けているかを測る資格です。
E資格受験のためにはまずJDLAの認定講座を修了する必要があります。
認定講座というのは研修+実装テストのような内容となっており、期間は数か月間で受講料も数十万円と中々ハードルが高いです。またディープラーニングをライブラリを使わず(numpyは使える)で実装し、課題(何らかの基準精度がある)をクリアする必要があります。
そうして認定講座を修了すると、E資格を受験できるようになります。E資格は自宅ではなく全国にあるテストセンターが会場です。
資格といってもこれを持ってないとAIを使えないとか技術力がないなんてことはなく、
逆にこの資格を持っているからといってAIエンジニアとして必ず活躍できる、というものでもありません。
しかしAIの勉強をする目標の一つにはなりますし、保有していることで一定の理解があることを示すことができます。
私は2018年にG検定に合格し、2020年にE資格に合格しました。
このブログではG検定やE資格についてもたまに書いていきたいと思います。
それではまた!
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